公園を散歩していると、突然わめき声が聞こえてきた。
声の方向に目を見やると、小さな子供が父親に遊んでくれとねだっている。
父親がブランコを押すと、ようやく彼女は泣き止むが、父親のその手を離すとまたすぐに泣き出す。
その繰り返しだった。
泣くことで、叫ぶことで、喚くことで、子供は自分の存在を強く主張する。
それは子供の特権であるだろうし、きっと成長過程において必要なことなのだろう、
だが、子供といえども、ある程度の年齢になると、それはもう許されない。
さて、今の世の中を見てみると、どうだろう。
大人になっても赤ん坊の頃と同じ方法でしか、訴えることのできない人間がなんと多いことか。
言葉を使うのもいい、絵に描くのもいい、音にするのもいい、踊りで表現するのもいい。
きっと皆、何らかの手段を学んできたはずなのに。
自戒を込めて。
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