果たして日の入りに間に合うだろうか、と焦っていたら、
案の定というかなんというか、今宵のホテルはなかなか見つからない。
間違えて近くのParador(残念ながら、今回の旅では一度も泊まれなかった)に入ってしまう始末。
まあいつものことなのだが。
あちこち彷徨ってようやくたどり着いた宿は、この旅で初めての海の見えるホテルで、
もうそれだけでテンションが上がる。早速荷物を置いて、傍の海岸で散々遊ぶ。
で、気がついたら
いつの間にやらこんな空。
明日でアンダルシアとも、地中海ともお別れなのだな、と思うと、
夕暮れ時の美しいはずの空の色も、なんだかひどく物悲しいものに感じられてくる。
明くる朝、旅行最終日。
スーパーとアウトレットモールに寄った後、
マラガの空港でレンタカーを返して、また小さな飛行機に乗った。
今度はいつ、この海を眺めることができるのだろうか。
そう遠くない未来に、再会できることを願いつつ、これにてアンダルシア旅行記、完結。