今更チューリップだなんて、季節外れも甚だしくて、申し訳ない。
この春は、公園や道端に植えられているものからも、
マーケットや花屋の店先に並んでいるものからも、つい目を背けていた。
一年前、あんなことがあったものだから、申し訳なくて心が痛むせいなのだろう。
色とりどりのチューリップに目を奪われつつも、
ああ、こんなふうに咲かせてやれなかった、と自責の念に駆られる、
しばらくはずっと、その繰り返しだった。
春の終わり、最後であろうこの花たちを見て、やっぱり少しだけ買ってきた。
部屋が華やいで、私の気分も晴れやかになった。
罪滅ぼしには決してならないけれど。
大事にしすぎるのも、限度がある、ということか。
植物も、人間も。
ようやく普通にパソコンを使える環境が整った。
むせるほどに香る花の季節も、緑が目に眩しい時期も、いつの間にか通り過ぎてしまった。
ドイツでは貴重な、光あふれる素敵な春を、手の内から取り逃がしてしまったか。
更新しなかった間の、過ぎた時間を想い、少しばかりそう、悲しい気持ちになる。
といっても、終わったことを嘆いても仕方ない。
少しだけ後戻りしたら、また通常通り展示再開、といきますか。
というわけで、またどうぞ、よろしくお願いいたします。
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