この旅最後の目的地、支笏湖に到着。
飛行機の時間になるまで、ここで過ごす予定にしているのだが、
さて、何をして過ごそうか、と辺りを見渡した時、すぐさま目についたのは、このボート。
実はわたし、これが大の苦手。
広い湖の真中に浮かんでいる自分を想像しただけで、世界中から取り残されたような気分になって、
本当に陸地に戻れるんだろうかとドキドキし始めてしまうのだ。決して大袈裟でなく。
でもこのかわいらしい白鳥を見てしまった息子が、黙っているはずもない。
嫌だ嫌だと思いつつ、湖上の人になってしまう羽目に。
岸が離れていくにつれて、不安な気持ちは倍増。
それどころか、ある注意書きが目に入って、いてもたってもいられなくなる。
だって、「この先はダムです。こちらには近づかないように」なんて書いてある方向に、
何故かボートが吸い寄せられて行くのだから!
空の上は平気だけれど、水の上はどうにもこうにもダメなのだ。
怖いったらありゃしない。
結局、既定の時間よりも随分早く、岸に戻ってもらった。
スワンボートでゆったりのんびりした時を過ごす、なんて、わたしには永遠に無理かもしれない。
そんなこんなの北海道最終日。
実に楽しゅうございました・・・