先週のこと。
家に一人でいるときは、インターホンにも出ないことにしているわたしは、
ドアのベルが鳴るも、いつものように無視していた。
すると、誰かが表の戸を開けたらしく、その人たちは我が家の前までやってきて、ドンドンとひどくドアを叩く。
覗き穴から見ると男性が二人。怖くなって、その日はひっそりと家に閉じこもっていた。
そして昨日。朝から調子が悪くてベッドに横になっていると、またベルが鳴る。
同居人が応じると、なんと警察だという。しかも私に用事があると。
すっきりしない頭で無理矢理起きてみると、先日の男性二人組みだということに気づいた。
なんだ、あれは警察だったのか、とあの気持ち悪い思いから解放される一方、
何故私にこの人たちが用があるのだろう、と不安に駆られる。
あなたは***に住んでいましたね、と私の古い住所を言うので、その通りだと答えると、
彼らは私に数枚の写真を見せながら言った。
あなたの以前の住まいの、真向かいのアパートの一室の窓が、空気銃で壊されたんです、と。
最初、撃たれた、という単語を聞いて早合点した私は、
てっきり私の前の家の側で殺人事件でもあったのかと、一瞬ひやりとしたのだが、
そうではなく、窓ガラスが割られただけだったのだが、それでも十分物騒な話だ。
何か不審な音を聞きませんでしたか、などと聞かれたが、もはや半年以上の前の話のこと、全く覚えがない。
その辺りまではふむふむと聞いていたのだが、次の警官の言葉を聞いて、私は驚愕した。
なぜなら彼はこう言ったのだから。
あなたの部屋から撃ち込まれた可能性が非常に高いのです、と!!
銃はお持ちじゃないですよね?というので、そんなもの、今まで見たことも触ったこともない、と答えると、
彼らは裁判所の礼状を持ち出してきて、でも一応規則なので調べさせてもらう、という。
うわぁ、こんなの初めて見たよーとびびりながらも、もちろん見られてマズイものなどないので、承諾する。
しかし彼らの探し方もいい加減なもので、本当に「一応」しか探さないのに驚いた。
こいつはやってなさそうだなと思ってくれたのだったらいいのだけれど・・・
結局、何も見つかりませんでした、という調書を置いて、彼らは去って行った。
「そうそう、言い忘れたけれど、あけましておめでとう!」なんて笑いながら。
彼らの顔を見ていると、もはや私を疑っているようには見えなかったけれど、
こちらは気持ち悪くて仕方がない。
ひょっとしたら、私の留守中に、誰かがうちに入ってきて発砲した、ということだって考えられるわけだ。
警察は、恐らく犯人は鳩を狙っていて、
たまたま鳩が飛び立ったところを撃って窓ガラスが割れてしまったのではないか、などと言っていたが、
でも誰が何のために、そんなことをうちからしなければならないのか、理由が全く分からない。
まあ恐らくは、誰かが悪戯で、他の部屋から撃ったに違いないのだが、
さすがに私の部屋から撃った「高い可能性がある」なんて言葉を聞くと、冷静ではいられなくなる。
身に覚えが全くないのに疑われることが、こんなに恐ろしく気持ち悪いことだなんて。
しかも、昨年春の事件を、何故今頃調べているのだろう。
あの時は動転して尋ねることもできなかったが、考えれば考えるほど、頭がごちゃごちゃしてきて、
元々悪かった体調は更に悪化して、とうとうその日は一日中何も食べられず、寝込んだままだった。
ちゃんと犯人が分かったら、私にも知らせてくれるのだろうか。
その日が来るまで、このもやもやした思いは消えそうにない。
新年からまったくツイてない話である。とほほ。
家に一人でいるときは、インターホンにも出ないことにしているわたしは、
ドアのベルが鳴るも、いつものように無視していた。
すると、誰かが表の戸を開けたらしく、その人たちは我が家の前までやってきて、ドンドンとひどくドアを叩く。
覗き穴から見ると男性が二人。怖くなって、その日はひっそりと家に閉じこもっていた。
そして昨日。朝から調子が悪くてベッドに横になっていると、またベルが鳴る。
同居人が応じると、なんと警察だという。しかも私に用事があると。
すっきりしない頭で無理矢理起きてみると、先日の男性二人組みだということに気づいた。
なんだ、あれは警察だったのか、とあの気持ち悪い思いから解放される一方、
何故私にこの人たちが用があるのだろう、と不安に駆られる。
あなたは***に住んでいましたね、と私の古い住所を言うので、その通りだと答えると、
彼らは私に数枚の写真を見せながら言った。
あなたの以前の住まいの、真向かいのアパートの一室の窓が、空気銃で壊されたんです、と。
最初、撃たれた、という単語を聞いて早合点した私は、
てっきり私の前の家の側で殺人事件でもあったのかと、一瞬ひやりとしたのだが、
そうではなく、窓ガラスが割られただけだったのだが、それでも十分物騒な話だ。
何か不審な音を聞きませんでしたか、などと聞かれたが、もはや半年以上の前の話のこと、全く覚えがない。
その辺りまではふむふむと聞いていたのだが、次の警官の言葉を聞いて、私は驚愕した。
なぜなら彼はこう言ったのだから。
あなたの部屋から撃ち込まれた可能性が非常に高いのです、と!!
銃はお持ちじゃないですよね?というので、そんなもの、今まで見たことも触ったこともない、と答えると、
彼らは裁判所の礼状を持ち出してきて、でも一応規則なので調べさせてもらう、という。
うわぁ、こんなの初めて見たよーとびびりながらも、もちろん見られてマズイものなどないので、承諾する。
しかし彼らの探し方もいい加減なもので、本当に「一応」しか探さないのに驚いた。
こいつはやってなさそうだなと思ってくれたのだったらいいのだけれど・・・
結局、何も見つかりませんでした、という調書を置いて、彼らは去って行った。
「そうそう、言い忘れたけれど、あけましておめでとう!」なんて笑いながら。
彼らの顔を見ていると、もはや私を疑っているようには見えなかったけれど、
こちらは気持ち悪くて仕方がない。
ひょっとしたら、私の留守中に、誰かがうちに入ってきて発砲した、ということだって考えられるわけだ。
警察は、恐らく犯人は鳩を狙っていて、
たまたま鳩が飛び立ったところを撃って窓ガラスが割れてしまったのではないか、などと言っていたが、
でも誰が何のために、そんなことをうちからしなければならないのか、理由が全く分からない。
まあ恐らくは、誰かが悪戯で、他の部屋から撃ったに違いないのだが、
さすがに私の部屋から撃った「高い可能性がある」なんて言葉を聞くと、冷静ではいられなくなる。
身に覚えが全くないのに疑われることが、こんなに恐ろしく気持ち悪いことだなんて。
しかも、昨年春の事件を、何故今頃調べているのだろう。
あの時は動転して尋ねることもできなかったが、考えれば考えるほど、頭がごちゃごちゃしてきて、
元々悪かった体調は更に悪化して、とうとうその日は一日中何も食べられず、寝込んだままだった。
ちゃんと犯人が分かったら、私にも知らせてくれるのだろうか。
その日が来るまで、このもやもやした思いは消えそうにない。
新年からまったくツイてない話である。とほほ。