さて、ようやくというかなんというか、今日でノルマンディー(とその周辺)旅行、最終回。
ドイツへの帰り道に寄ったのは、シャンパーニュ地方のランス。
この町には世界遺産が三つあって、そのうちの一つ、ノートルダム大聖堂へ行った。
ここの目玉はなんといっても、シャガールのステンドグラス。
いかにもシャガール!なこの青を、できればもっともっと、長く眺めていたかった。
この大聖堂にはシャガールのものだけでなく、たくさんの美しいステンドグラスがいっぱいで、
これまで数え切れないほどたくさんの教会や大聖堂でステンドグラスを見てきたけれど、
ここまで量、質ともに優れた場所を、わたしは他には知らない。
ちなみに外観も美しくて
こんな感じ。工事中だったのが少し悔やまれるけれど。
周辺の土産物屋でワインとマスタードを買い、家路に着いた。
ここに寄り道できて、本当に良かった、と思いながら。
ご無沙汰しています。
ノルマンディー旅行記を完結させないまま、一ヶ月が経ってしまいました。
あれやこれやと大変な一ヶ月を過ごしてしまったせいか、
旅行の記憶ははるか彼方に消え去ってしまっている感も拭えませんが、
もうしばらくお付き合いくださればと思います。
さて、気を取り直して、前回の続きを。
回廊を後にした我々は、潮が満ちてしまう前に、少し干潟に下りてみた。
ちなみに下の写真は、修道院に登ったときに上から撮ったものなのだが、
もちろん我々はこんなに遠くには行ける筈もなく、
駐車場脇のすぐそばの水辺で、せいぜい泥んこ遊びをする程度。
それでも、思いがけず水と戯れられた息子は満足げだった。
泥をすっかり落としてから、夕食を取りにレストランへ。
味はともかく(最初から期待していない)、いつもの倍の予算が必要なほどの値段の高さに驚く。
ああ、さすがは観光地・・・。
それでも、隣のテーブルのフランス人家族がなかなかいい人たちで、
小学生ぐらいの息子さんが我が息子を相手に遊んでくれたおかげで、
随分と楽しいひとときを過ごすことができた。
帰り際、お兄ちゃんが息子にフランス語でなにやら言っている。
ご両親に訳してもらったところ、どうやら「僕んち遊びにおいでよ」としきりに懇願していたらしい。
なんて可愛らしい!有難い申し出に、思わず顔がほころぶ。
ところで、食事中、突然外から轟音が聞こえてきたので何事かと窓際に行くと、
ちょうど潮が満ちているところだった。しかも、ものすごい速さで。
さっきまで我々が遊んでいたところも、みるみるうちに海水に浸っていく。
昔はたくさんの人が命を落としたというが、思わず納得してしまうぐらいの水の勢いに、
自然の力の大きさ、凄まじさを思わずにはいられなかった。
翌朝、十分に満足した心持で、モン・サン=ミシェルを去った。
ようやく折り返し地点。自宅に戻りつつ、ようやく最後の目的地、ランスへ!
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