今年の五月は本当におかしな天気の連続だった。
春を通り越して夏がやってきたかと思えば、すぐさま日本の梅雨か台風を思わせるような日が続き、
そうかと思えばこの月末の気温は冬に逆戻りで、真冬のコートを着込んでも構わないほど。
思わず暖房をつけてしまいたくなるほどの寒さには、もう閉口するしかないという感じ。
これでは我が家のプランターの、折角出たばかりの小さな芽も、すっかり萎んでしまうではないか。
ドイツは日本と同様、きちんと四季のある国だと思っていたが、そうでもないらしい。
今年に限ってのことなのか、ドイツにはそもそも四季などなかったのか、
それとも地球全体がおかしくなってきているのか。
さすがにあの長雨の後では、もうすっかり散った後だろうが、
今年は気温がなかなか上がらなかったせいか、割と長くまで桜を楽しめた。
五月まで桜?なんと季節外れな!と思ってしまうが、
こんな天気だと、季節感も何もあったものではない。
桜が混乱しても仕方ないのかもしれない。