鷲の巣村への長い道程

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翌日はニースとモナコの間にある村、エズへ。
そもそもバスではなく、電車に乗って行ったのが間違いのもと。
曜日も時間帯も悪くて、丁度バスもなく、仕方なく「ニーチェの道」を歩いていくことに。
「村まで60分」の表示を見て、登る前からぐったり。


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エズを始めとする「鷲の巣村」と呼ばれる村は、敵の攻撃から身を守るため、
丘の上の見えない所に作ったのが始まりだという。
確かに下から見上げても、そこに本当に人が住む場所があるのか、全く分からない。


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しかしニーチェがここで何を考えつつ歩いたのか知らないが、
思いもかけず山登りすることになってしまった私には、何かを考える余裕などない。
白い岩肌を見て、ちょっぴり昨年夏のアメリカ旅行を思い出すぐらいで。