女性誌の特集でパリを取り上げると、その月の売り上げはぐんと伸びる、という話を聞いたことがある。
パリ、という響きは、どうもそれだけで、女心をくすぐるものがあるらしい。
確かに、日本からヨーロッパにやってくる友人たちは、
たとえドイツはスルーしても、フランス、特にパリだけは絶対外さない。
実はわたしにも、彼女たちにとっての「パリ」と同じだけの作用をする街の名前がある。
それが、セヴィーリャであり、グラナダであり、コルドバなのだ。
これらは、アンダルシア州の主だった県であり、また県都である。
スペインは元々とても性に合うというか、そこにいるだけで楽になれる国なのだが、
残念なことに今まで、南の方にはさっぱり縁がなかった。
念願かなって今回ようやく実現したアンダルシア旅行、計らずとも誕生日と重なり、
思い出深いバースデイ旅行と相成った。
というわけで、またこれからしばらく、旅行記にお付き合いくださいませ。
写真は1-2日目の訪問先、セヴィーリャの大聖堂。
暑いは昼前でおなかはすくは、で、並んでまで中に入る気力はなく、外側から眺めただけで終了。
とはいえ、あまりに大きい建物(スペイン最大だとか)のせいか、
外観を撮るだけで十分満足、というより本音を言うと、少々疲れてしまった。
次回は、ランチの場所を求めてセヴィーリャの街を彷徨う編、をお送りします。