今回の旅行の下調べをしているとき、ネットで写真を見つけ、驚愕し、
是非ともここにだけは行ってみたい、と思ったのがここ、セテニルだ。
夫などは、ここが自分にとってのこの旅におけるハイライトとなるに違いない、
とかなり期待していたのだが、実際は、写真で見るほどの迫力はなかった。
実物を間近に見ると、家が岩に押しつぶされそう、というよりは、
ああ、このくぼみを上手く利用して家を建てたのね、と見えてしまうのだ。
とはいえ、全く面白くないかというと、そういうわけでもない。ただちょっとばかり期待が大きすぎただけ。
これなんて、天然の屋根。上手いこと作ったものだ。
ここは確か、村で一番古い道、と記されていたように思う。
ここなんて、完全に岩に覆われている。ちょっと怖いくらい。
実際崩れ落ちるということはないのだろうけれど、できることならあまり住みたくはない。
住人の皆さんにとっては、余計なお世話だろうけれど。
しかもこの村、結構急な坂道ばかり。お年寄りもたくさん見かけたけれど、
日々の生活は大変ではないのかしら、とまた要らぬ心配をしてしまう。
途中カフェに寄って一休みしてから、駐車場へ戻った。
帰り道、車から見えた風景。
巨大な岩のインパクトのせいですっかり忘れていたけれど、
そういえばここもPueblos Blancos(白い村)だったな、と帰る頃になって思い出した。
明日はまた違うPueblos Blancosを訪問予定。さて、どんな景色が見られるだろうか。